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「つなぎ」とは?
抜型を使って型抜きで製作する紙箱には「つなぎ」と呼ばれる継ぎ目ような部分があります。
つなぎは上画像のように抜型の切刃の一部を欠いて切れなくして入れています。
1枚でみるとあまり分かりませんが切れていない部分がごくわずかに突起のようになっています。束にして断面をみると良く分かります。
つなぎによって製品と回りの要らない部分が0.5mmにも満たない位わずかですが、つながっています。
なぜこのようなつなぎを付けるのかというと、抜型で型抜きをした途端、バラバラになってしまうことを防ぐためです。
つなぎが無かったら紙が機械から排出されるときに機械内に製品が落ちてしまったり、抜型に挟まってしまったり次工程のカス取り(製品と要らない部分を分ける作業)に支障をきたしてしまいます。
カス取りまでは1枚のシート状で材料を扱うためにつなぎを付けています。
つなぎが少ないとカス取りがスムーズで楽になりますが、抜き加工のスピードを上げるとバラバラになってしまうことがあります。
また、つなぎが多いと抜き加工はスムーズですがカス取りが大変になってしまいます。
そのため、材質、寸法などを考慮して最適なつなぎを付けています。
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