貼箱の貼り紙は抜型で抜き加工を行う場合と断裁と専用の機械で角を切り落として仕上げる場合があります。
上画像の左が抜型仕様、右が断裁仕様の貼り紙展開図です。細かい部分では色々違いがありますが大きく異なるのは赤丸で囲った角の部分です。
抜型仕様の貼り紙は仕上がり時に箱の内側へ折り込まれる角をカットしてあります。この部分をカットすることで紙の余計な重なりを排除でき仕上がりが綺麗になります。
型の有り無しでの差は寸法精度、箱の内側角のディティール、外側角のバリなど僅かな差ですので抜型無しでの製造の方が多い傾向があります。
しかし貼箱は印刷紙器に比べ高級感が重要な紙箱なのでコストを掛けても仕上がり重視のご要望を頂く場合があります。
仕上がりを重視したい場合、寸法精度が必要な場合に抜型を製作して貼り紙を加工しています。
内側角の仕上がりは破れている場合を除き、不良交換の対象外ですので予めご了承ください。
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