天地貼りブックケースは小ロットの場合、抜型を使わずに製作できるので、抜型を作る場合と作らない場合があります。
50部から300部位の数量ではコスト面でメリットがあるので抜型無しで製作する場合が多い傾向があります。
抜型を使わない場合は型代の分、コスト面でメリットがありますが、抜型を使った場合と比べ、仕上がりに差があります。
それほど気にならない、わずかな差ですが少しでも仕上がりを重視する場合や再版・リピートをご予定の場合は小ロットでも抜型の製作をおすすめします。
目次
端の断面 シャープさの違い
抜型無しで製作する場合、下図の赤丸部分を専用の機械でカットします。
他の断面と比べると、わずかにバリがありシャープさが劣りますが、仕上がり時に見える部分は赤線部分のみで大半がのりしろで隠れるため、ほとんど気になりません。
のりしろの向きの違い
抜型を使う場合と使わない場合でのりしろの貼り方に違いがあります。
抜型ありの時の貼り方
抜型を使った場合は下図のような貼り方になります。
抜型なしの時の貼り方
抜型なしの時は下図のような貼り方です。
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