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定番の形 キャラメル箱
上の図面のような形の紙箱をキャラメル箱、サック箱と言います。印刷紙器の中で最も一般的なタイプで大量生産に適した低コストな紙箱です。
箱の上下両方を差し込んで使用します。納品時はサイドの糊しろ部分が接着され、折り畳んであるのでかさばらず、在庫管理のしやすいシンプルで低コスト、便利な紙箱です。
無地の白い状態でも利用できますが、通常は印刷を施します。
材料には紙厚0.5mm前後のコートボール、カード紙などの板紙を使う場合がもっとも一般的です。
納品時は折り畳んだ状態なので利用する際に箱を引き起こし、片側の差込を挿し、商品を封入、もう一方の差し込みでフタをして使用します。
透明箱、クリアケース、段ボール素材、片段合紙(印刷したコートボールと段ボールの貼合)でも製造できます。
段ボール素材を使用する場合、箱自体の強度は増しますが重い商品にはあまり適さない形式の紙箱です。
キャラメル箱は間口が両方とも同じ形状になっている紙箱です。形のうえではフタ側、底側などの区別がなく、どちらからでも商品を封入できます。
フタ、底部分も絵柄をデザインする場合や左右対称のデザインに適しています。
底部分が若干膨らむので縦向きのデザインで底面を下にして箱を立てるディスプレイの場合、不安定な場合があります。この場合は下組箱(地獄底)、底ワンタッチ箱が適しています。
※キャラメル箱の最小ロットは無地、印刷とも100個からです。また、受注生産のため既製品はございません。
キャラメル箱の組立て動画
キャラメル箱の組立ての動画です。音声無し、映像のみで再生されます。