印刷業界大手の大日本印刷が紙箱にオリジナルの印刷が入った商品を購入できる自動販売機を開発しました。
大日本印刷株式会社(本社:東京 社長:北島義俊 資本金:1,144億円 以下:DNP)は、お菓子や食品、日用品などの商品パッケージ(外箱など)に、自分の好きな写真や文字などをその場で印刷できる自動販売機『Prio(プリオ)』を開発しました。店舗、観光地やアミューズメント施設などのお土産売り場などに設置する自動販売機として、菓子や食品、飲料、日用品などの業界に向けて2015年4月に販売を開始します。
まだ販売も開始されておらず詳細が分かりませんがおそらくこの機械を設置する施設、お店が取り扱う商品をオリジナルパッケージで購入できるということだと思います。
機械の中はどのようになっているのでしょうか。
インクジェット4色で印刷するのでインクカートリッジが入っていてプリンター機能を有し、紙箱自体を販売するわけではないので箱に入れる商品もセットすると思われます。
機械にセットする箱は画像から判断するとキャラメル箱で
- 型抜き、サイド貼り済みの折り畳んだ箱をセットする
- 型抜き済みの展開状態のシートをセットする
- 板紙(厚紙)をセットする
のいずれかでしょう。
1の場合は両面印刷、2の場合は表面に片面印刷、スジで折ってのりしろ接着、3は無いと思いますが板紙(厚紙)の状態から印刷、カット、貼りを一環して加工。
SDカードなどのデータやスマートフォン内を画像を転送、印刷して出来上がった箱を組立て、商品の封入までを機械の中で一環して行い、出来上がったオリジナル商品を購入できる機械のようです。
印刷にかかる時間はわずか15秒程と短時間でスピーディ。
硬貨、紙幣を入れる口が付いているので店員やバックヤードで作業者が操作するのではなく、購入者自身が機械を操作してその場でオリジナルパッケージの商品を購入する「プリクラ」のような使い方ができます。
写真の合成ができるのでキャラクターと自分の画像のクロマキー合成や観光地では名所の景色を背景にするなど独自の演出も可能。
販売価格は500万円(ロットによって変動)、2015年4月の販売開始なので来年には出先で体験できるかもしれません。
オンデマンド・オリジナル箱入り商品の自動販売機「Prio」の紹介でした。
※情報が少なく見当違いのことを述べているかも知れません、印刷業界ニュースとして参考程度に・・・
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