厚紙と印刷した紙を貼り合わせて作る12インチ A式のレコードジャケットです。
E式より仕上がりの紙厚が厚く、硬い感じの仕上がりになります。
レコードジャケット A式の仕様
E式はカード紙1枚で出来ていますが、A式は芯ボール(厚紙)をジャケットの形に組み立てて、印刷紙を貼って仕上げるので芯ボール+印刷紙の2層構造になっています。
下画像の3つの部材を1つに組み立てます。
【芯ボール】に【表の貼り紙】を接着して折り返し部分を裏側へ折ります。
【表の貼り紙】の裏側への折り返し部分に重なるように【裏の貼り紙】を接着します。
仕上がり時は芯ボール 約0.65mm厚+印刷紙 約0.1mm厚で約0.75~0.85mm厚になります。
弊社で製作しているE式ジャケットは約0.35mm厚(コートアイボリー26.5㎏)なので2倍強の紙厚になります。
芯ボールの紙厚は変更できませんが、貼り紙は一般的な印刷紙(コート紙、上質紙)をはじめ、一部の高級印刷紙・ファンシーペーパー・クラフト紙なども使用できます。
背のマチはE式と同じで約3mmです。
出来上がったばかりのA式ジャケットはE式より折り目の反発が少ないため封入口の膨らみ・すき間があまり無く、紙も厚く固いため、インナージャケットのサイズやレコードの厚さによってはE式よりセット作業がやりづらい場合があります。
レコードを入れてしばらく経てば馴染んでスムーズに出し入れできるようになります。
表面加工
印刷のみで表面加工なしで製作可能ですが、耐摩擦性・色落ち、色移りを軽減できる3種類のニス加工を追加できます。
OPニス つや・・・微光沢
OPニス マット・・・つや消し(マットPPのような手触りや強いマット感はありません)
UVニス・・・PP加工と同程度のつや出し加工(スポット加工・はじきニス等は対応できません、全面塗工のみ)
ニスと組み合わせることはできませんが、箔押しもできます。
基本的にはつや金、消し金、つや銀、消し銀でご検討ください。
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