身箱を手前に引き出して開ける160x100x25mmサイズの紙箱です。
身箱は貼箱で外ケースには小口折りブックケースを組み合わせて製作しました。
目次
外ケースと身箱の仕様
外ケース
外ケースは開口部の4辺が内側へ折り込まれている小口折りブックケースなので紙の断面が見えず、高級感があります。
貼箱ブックケースではなく、小口折りブックケースを使用することで使える紙の種類・表面加工が豊富になり、コスト面でも安く仕上がる場合が多いです。
色々なパッケージをご存知の方は「貼箱ブックケースの方が高級感がある」と思われるかもしれませんが、小口折りブックケースに関しては貼箱と遜色ない高級感があります。
今回はメタリックパール加工が星の輝きを思わせる特殊紙「スタードリーム」を使用しています。
少し薄めの紙ですが、中身が貼箱なので閉じた状態での剛性は十分です。
抜型が必要なため、小ロットは割高になってしまいます。
身箱
身箱は裏白チップボール #13(約1mm厚)で貼り紙はマーメイドの白を使っています。
箱には引き出す時につまむリボンを付けることもできます。
貼り紙は白系にすることで内側は何も貼らなくても外側・内側の色差が気にならない仕上がりになります。
例えば黒い紙を貼った場合は外見は黒で内側は白となるため色差が気になる場合があります。
もちろん、そのままでも良いのですが、より高級感やデザインの統一感を出すためには下の画像のように内側に紙を貼って仕上げる必要があり、コストアップ要因になります。
白系の貼り紙は追加加工をすることなく、色差を回避できるためコスト面で優れています。
箱と外ケースの素材が異なるので印刷をする場合は別々で印刷する必要があります。
フタをした状態では箱がほとんど見えないので箱は色付きの紙を使って無地、外ケースへの印刷がおすすめです。
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