貼り箱は芯に裏白チップボール、チップボール、合紙ボールなどの厚紙を使います。
厚紙で箱の形を作り表面には薄紙を貼り付けて仕上げます。厚紙の厚さは厚いほど箱の強度、たわみ耐性が強くなりますが材料コストはアップしてしまいます。
目次
芯ボールの種類
最も多く用いている芯ボールは裏白チップボールです。
この厚紙は片面が白、もう一方がねずみ色のボール紙で白い面が箱の内側になり、ねずみ色の面が箱の外側で貼り紙を接着する面になります。
通常の貼り箱を作るときに用いる芯ボールで仕上がりは箱の内側が白になります。(下の画像参照)
箱の内側に色が欲しいときは両面ねずみ色のチップボールを使用して片面に色の付いた紙を貼り合わせ、合紙加工して色付の厚紙にしてから芯に使います。
色の付いた面を箱の内側にして外側になるねずみ色の面に貼り紙を接着します。下の画像のように内側も外側と同じ色にしたり内側の色を変えたり自由にデザインすることができます。
裏白チップ、チップボールの厚さについて
芯ボールの厚さは1mm、1.3mm、1.6mmを通常使用しています。
1.6mm厚の裏白チップを使えば貼り紙と合わせた仕上がり時の紙厚は2mm弱になりかなりしっかりした貼り箱に仕上がります。
1mm厚がもっとも利用頻度の高い厚さです。
箱の構造、寸法や仕上がり時の質感、商品の重さなどから芯ボールの厚さを設定します。
裏白チップボール、チップボールの全判サイズ
ボール紙はK判 640x940mm、L判 800x1100mm、S判820x730mmサイズを使用します。
貼り箱の展開寸法から無駄なく、中途半端な使い残しが出ない様に用紙寸法を選びます。1枚のボール紙から箱が何個作れるかは箱単価に直接影響するので最適な仕様になるよう工夫しています。
箱の仕様によって芯ボールの厚さ、サイズを選定して製造しています。
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